ご心配お掛け致しました。m(_ _)m年明け7日の昼頃、突然何の前ぶれもなく激しい腹痛に襲われました。今まで経験をしたこともないもので一旦は腹部を押さえながらその場にうずくまりましたが、全く和らぐ様子もなく益々苦しくなる一方です。これはただ事ではないと思い、医者に行くことを決断したのですが、救急車を呼ぶのも後々面倒だったので妻の運転で地元の病院へと駆け込みました。この時点で大変な病とは思ってもいなかったのですが、レントゲン、CTを撮ると医師よりこの病院では手に負えないので地域の中核的な病院へと転送されました。しかし、結局そこでも手に負えないということで、急遽盛岡市にある岩手医大付属循環器センターへ再度転送されました。この時点で私の意識は痛さと苦しさで朦朧とし、殆ど覚えて居ません。
直ちに集中治療室(ICU)入り、夜11時頃から翌4時頃まで手術は行われました。
病名は上腸管膜動脈解離。簡単に言うと腹部の動脈が裂ける病気です。私の場合、右太ももから静脈を取って腹部の動脈へバイパス手術を行いました。処置が遅れると臓器の機能が失われて、人口透析や人口肛門、勿論命にも係わってくる病気でした。術後意識が戻ったのが1月20日。首や腕には沢山の点滴の管、胸には心電図等の配線十数本、手足はベットに拘束され全く身動きが出来ない状況でした。しかし、当初何故そのような状況なのかも理解出来ず、相当看護師さんを困らせたようです。1月24日ICUを出て一般病棟へ移されました。依然管や配線が一杯繋がれた状況でしたが、取り敢えずお粥程度の食事も食べられるようになり、歩行器を使った歩くリハビリも出来るようになりました。流石に二十日ほどベットに繋がれていたせいもあってか、筋力は全く衰え、体重も15kg程少なくなっていました。一般病棟に移ってからは病気の原因を特定するために検査と体力を回復するためのリハビリの毎日が続きました。ところで循環器で入院されている方の7,8割は心臓疾患のようでした。その原因と強く疑われるのがやっぱりタバコのようです。私は勿論タバコは吸いませんが、50歳過ぎてから少し血圧が高めだったので薬を飲んでいました。それが悪いことに忙しいと飲んだり飲まなかったりすることありました。今思えば年末から年始に掛けても飲酒の機会も多く、不摂生だったことも一因しているのかもしれません。結局、病院で2週間ほど検査漬けの日々を過ごしましたが、これと言った原因を特定するにはいたりませんでした。むしろ血管はコレステロールも少なく年齢の割には綺麗だとのこと。
体力が回復してくると家のことが気掛かりになります。正直、体調はそれ程いいわけではありませんでしたが、医者に問われれば「すこぶる体調がいいです。」と応え続け、なんとか2月13日、退院となんりました。病院スタッフの皆さん本当に御世話になりました。

医師は勿論のこと、どんな我が儘な患者にも常に笑顔を絶やさない看護師のプロ根性?には本当に敬服させられるものがあります。実に37日間の入院生活を余儀なくされましたが、人生について想うところ、感ずるところ沢山ありました。
ここから人生第二章の始まりです。
posted by むとうは草 at 21:27| 岩手 ☀|
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